【剣盾S12使用構築】全ては初手ダイマ珠サンダーのために【最終93位レート2099】

シーズン3以来ポケモンから離れていたが、準伝登場をきっかけに復帰。最終日前日、旅行帰りに新幹線内でランクマ潜ったら5回も回線落ちしてレートを溶かすなどしたが(対戦相手の方スミマセン)、ギリギリ最終2桁で着地。

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【構築の経緯】

準伝で遊んでいたら初手脳死ダイマサンダーでぶっぱするのが楽しすぎたので、それを軸に色々試行錯誤した。

前半はサンダー+スカーフカプ・レヒレ+襷エースバーンの3匹を基本選出(残りはランドロスミミッキュナットレイ)とする対面構築気味のパーティで結構良い水準まで行ったが、基本選出の3匹のメインウェポンが命中不安(サンダーの暴風、カプ・レヒレのドロポン、エースバーンの全部)で運が悪いとトコトン負ける性質があったのと、起点構築と受け構築に手も足も出ないため解散。

その後、初手ダイマサンダーを活躍させるために

・初手サンダーを通せる状況を作るための選出誘導

・非ダイマで強いポケモンの導入

・初手サンダーを通せないときの裏選出の開発

を行った。具体的には、

受け枠ナットレイ→掃除役ウツロイド

スカーフ水技枠:カプ・レヒレ→ウオノラゴン

積み技×先制技スイーパー枠:ミミッキュ→ゴリランダー

地面枠:ランドロスカバルドン

と変更していった(もちろん、その過程でいろんな種類・型のポケモンを試した)

 

【構築のコンセプト】

とにかくダイマサンダーで気持ちよくなることを第一としたが、その上で極力ジャンケン要素を排除することをコンセプトとした。

ダイマを切るタイミングによるジャンケン要素を排除するために初手ダイマ。初手ダイマを通すために選出誘導。

②サイクルによるジャンケン要素を排除するために役割破壊を多く搭載。特に受けルは苦手な上に試合時間が伸びてダルいので対策を厚めに。

 

【パーティ紹介】

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カバルドン@オボン すなおこし

地震 ふきとばし ステロ 欠伸

215(252)-133(4)-135-×-136(252)-56

B個体値25個体

ダウンロード対策のB>D調整

S:最遅ラグラージ抜かれかつ無振りドヒドイデ抜き(正確には最遅タイプヌル抜かれ)

 

選出誘導枠。出しても相手の"自慢のカバルドン対策"を見せられるだけで全く勝てなかったので途中から全く出さなくなった。それでも初手に来ないでほしい岩や電気を牽制しつつ、サンダーの餌であるゴリランダーやレヒレを呼ぶのでその時点で役割は果たせている。あまりに出さないのでシーズン3で使っていた個体

https://gattyagatya.hatenablog.com/ を使っていた時期もあった。目立ってほしいので必ずパーティの先頭に配置。

 

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ウツロイド@パワフルハーブ ビーストブースト

メテオビーム パワージェム ヘドロウェーブ アシッドボム

185(4)-×-77(80)-169(172)-151-170(252)

ビーストブースト時S上昇残りHB

 

掃除役その1。アシッドボムは受けル(特にドヒドイデラッキー)対策。当てた後の相手の長考が楽しい。一方、鋼相手には何もできない。特攻1段階上昇メテオビームで特防HDバンギラスを7割削れるので、先にウツロイドを出してバンギラスを削り、後続サンダーで倒し切る、みたいな動きもできる。

 

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ゴリランダー@ラムのみ グラスメイカ

グラススライダー ドレインパンチ 10万馬力 剣の舞

187(92)-194(252)-110-×-111(164)-85

ダウンロード対策のB>D調整

 

掃除役2&受けキラー。鉢巻やグラスシードなど右往左往していたが、最終日にこの型に行き着いた。ラムのみはカバルドンラグラージを後出しから起点にするため。勝手に発動するグラスシードと違って鉢巻持ちと区別がつかないのもポイント。パーティ単位で辛かったナットレイドヒドイデを倒すためにドレパンと10万馬力を両搭載した。サンダーには何もできない。選出する際は相性補完の良いウツロイドと一緒に出すことが多かった。

 

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サンダー@命の珠 静電気

10万ボルト 暴風 鋼の翼 羽休め

189(188)-99-110-193(244)-110-130(76)

H:珠ダメージ意識の10n-1

S:S1段階上昇時アーゴヨン抜き調整サンダー+4かつS1段階上昇時準速ドラパルト抜き

C:残り

 

本構築の主役。高火力ポケモン相手に出落ちしないためにHCベース。鋼の翼は対ウツロ用。ウツロイドでサンダーを見ている相手にイージーウィンできるほか、バンギラスに一太刀浴びせることも可能。Bを上げた後に羽休めで要塞化する展開もたまにあった。ただし、ミミッキュ相手に安易に打つとアッキが発動して後続で倒せなくなることもあるため要注意。

受けはほぼ不可能なので安心してぶっぱできるが、バンギラスとHDポリゴン2ラティアスあたりがいるときは慎重に扱う必要がある。見せ合い段階でのポリゴン2検定(HBorHD)スキルは必須。

 

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ウオノラゴン@こだわりスカーフ 頑丈顎

エラがみ 逆鱗 けたぐり 寝言

165-142(252)-120-×-101(4)-139(252)

ASぶっぱ残りD

 

掃除役3。シーズン後半からサンダーウオノラゴンがメジャー構築になったことからも分かる通り、サンダーが呼ぶポケモンに強い。S方面を削っている素早さ1段階上昇サンダーを上から叩けるのとウオノラゴン対面意識で最速。カバルドンもいるのですなかき個体偽装も(警戒されていたかどうかは謎)。

 

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エースバーン@きあいのタスキ リベロ

火炎ボール 飛び膝蹴り 思念の頭突き 不意打ち

155-168(252)-96(4)-×-95-188(252)

 

ASぶっぱ。残りはBに振ってあるが本当はダウンロード対策でD振り推奨。育成ミス

 

掃除役4。説明不要の最強兎。外さなければ強い。こいつに攻撃させればさせるほど勝率が下がっていくので、なるべく最後に出す。思念の頭突きはドヒドイデ意識。受けルは意識しすぎることは無い。アーゴヨンバシャーモへの有効打点でもある。

 

【基本選出&重たいポケモン対策】

サンダー+相手に合わせた掃除役2体。この選出をするために構築を組んだので、選出の7~8割はこのパターン。とりあえずビールのノリでダイジェット。

バンギラスとブリザポス、HDポリゴン2、ラッキーが重い。ブリザポスは初手、バンギラスポリゴン2は後続で出てくることが多い。こうしたポケモンがいる場合は以下の選出をすることが多かった。

対ブリザポス:エースバーン+ウツロイド+サンダー

バンギラスウツロイド+ゴリランダー+掃除役(大体サンダー)

ポリゴン2、ラッキー:サンダー+掃除役2体は変わらないが、初手ダイマをするかは慎重に検討。特に後半からドラパルト(orサンダー)+ドヒドイデ+ラッキーの構築が流行ったが、そうした相手はサンダー対面で初手ダイマかラッキー引きを半々くらいでやってくるので厄介だった。なお、サンダーvsドラパルトとのダイマ対決では、最速ドラパルトを素早さ1段階上昇サンダーが抜けないためドラパルト有利だが、目をつぶってダイジェットをぶっぱしてしまえば相手は警戒して引いてくれる。

 

【結果】

せっかくだからレート2100乗せたかったね。

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【課題】

ドラパルトやカイリューヒヒダルマが辛かった。ドラパルトとヒヒダルマは初手に出てくるのでまだ無理くり対処することも可能だったが、カイリューは型も出し方も様々だったため対処が難しかった。構築的に浮いているカバルドンを対カイリュー特化にしようとも考えたが、考慮しなければいけないカイリューの型が多く、難航した。また、オボン込みで珠ダイジェット2耐えしてくるラティアスが終盤増えていたので、その辺も今後の課題となる。

 

【感想】

ズキュントス時代以来のランクマッチなので最初はエンジョイ勢としてボチボチやっていく予定だったが、準伝×ダイマ環境特有のドーンときてガシャーンとやられる感覚が心地よく、気づけば結構やり込んでしまった。一度しか無い準伝環境最初のシーズンを堪能できてよかった。試行錯誤が楽しかった今シーズンに対して、来シーズン以降は固まっていく環境に対するメタが主眼になると思われるので、今後はまた違う楽しみ方を見出していきたい。